コンセプト

日本人なら「あれ?この形どこかで見たことある」と思われる方が多いはず。
それもそのはず、どうぶつSANPOO(サンポー)は三方をアレンジした商品だからです。

…三方(さんぼう)とは?

三宝(さんぽう)ともいう。
神様へのお供物をのせる台のことで、神道で使われるため神社などで見ることができます。
また、鏡餅や月見団子をのせている絵や写真を見たことありませんか。
日本には昔から四季折々の行事があり、それは自然やご先祖さまに感謝する心の表れとして催されています。その時に使う道具として三方が用いられてきました。

どうぶつSANPOOは日本の行事を楽しむ装飾台として、ご家庭で季節の彩りにインテリアとして取り入れていただけます。そして日常生活に行事を取り入れることで、日本人の心に触れる機会になれたら幸いです。

どうぶつSANPOOのこだわり

どうぶつSANPOOを製造しているのは愛知県名古屋市の岩田三宝製作所。日本でも数少ない三方を専門に製造するメーカーで、江戸中期からの技術を受け継ぎながら1つ1つ職人さんの手で作られています。
サイズに合わせて木に正確な切り込みを入れ、曲げながら正8角形に成形する作業は熟練の技です。
木材は国産ヒノキを用いており、カンナで削られた木の表面はとても滑らか。木目の向きを揃える柾目(まさめ)を採用しているためとても美しい仕上がりです。

どうぶつSANPOOの使い方

上にのせるモノについての決まりはありません。
ただ、撥水加工などはしておりませんので、色が移る場合がございます。
食べ物など汚れがつきそうな場合は敷紙や懐紙を敷いてお使いください。
(キッチンペーパーやラップでも構いません)
もし汚れた場合は、かたく絞った布で拭いてください。
*まれに黄色や薄茶色のシミができる場合がございます。これはヒノキ特有のヤニで樹液のようなもの。上にのせているものに染み写ることはありません。生き物である「木」だからこその特徴です。

どうぶつSANPOOの誕生秘話

日本の伝統工芸品は年々生産量が減っています。三方もその一つ。神社仏閣の減少も伴い、三方の生産量は最盛期の1/4にまで減少しました。メーカーは三方を作る技術を活かして他の商品やブランドの開発にも取り組んでいます。しかしその一方で「神道のみで使用されている三方そのものに、まだ可能性があるのではないか」と考えました。
三方は〈特別な人・場所で使うもの〉という常識を取り外し、誰でも気軽に「可愛い」と手にとっていただけるようにネコを採用した装飾台としました。
一般の家庭でも、どうぶつSANPOOを使って日本の行事を気軽に楽しんでいただけたら嬉しいです。

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