尾張七宝体験
”七宝”とは、仏教の経典にある、金・銀・瑠璃・蝦蛄(しゃこ)・瑪瑙(めのう)・真珠・玖瑰(まいかい)を表し、七宝焼は、その“七宝”に匹敵するほど美しいことから、この名がつけられたと伝えられています。ルーツは古代エジプトにありますが、江戸時代末期に、尾張(現在の愛知県西部)の地で礎が築かれ、その後、世界に名をはせる美術工芸品へと発展しました。
尾張七宝は、銅又は銀の金属素地を用い、その表面にガラス質の釉薬を施して創られますが、図柄の輪郭となる部分に銀線を施す有線七宝という技術を用いるのが特徴です。体験では、伝統工芸士が講師となり丁寧にフォローします。